丁度13年前の今の時間・・・
オヤジは亡くなった。
22時16分確認。
この日は月曜日。
会社の慰安旅行が金~土曜日にあって(土日やったかなぁ・・?)、オヤジが危ないとわかってたわしは、旅行を欠席しようと思ってた。
しかし、みんなが○○さんが来なければ始まらないやん!
と言ってくれるたのは嬉しいことやったけど、どうしようか迷いに迷った。
木曜日、病院へ行きオヤジに
会社の旅行があるんやけど、行ってきていいか?
と尋ねたら、もう、寝て息をしているだけみたいなオヤジが「うん」とうなずいた。
もちろん声なんか出るわけない。
オヤジは悪性リンパ肉腫であって、発見したときはステージ3の末期。
足の付け根から内臓を経て、脇の下には直径8cmのしこり、ぐるっと回って反対側の足の付け根までいってた。
内臓には、ぶどうのふさの様に腫瘍が出来ており、手術も出来ない状態であった。
わしは、旅行から帰ってから病院へ行き、帰ってきた報告をしたその後から具合が悪くなってきて、これは徹夜の看病やなぁ~と覚悟した。
当日、わしと@おばはん、それにオカンと今は魔女となりオヤジのところに逝った東京の叔母(子供は家で寝かせていたが)が集まった。
わしの弟は、消防団の練習で出かけていたので、連絡をつけて呼び出した。
弟がかけつけて、オヤジに声をかけた。
わしは、みんな揃ったのを確認してからオヤジに
「おやっさん、よく頑張ったから、もうええでぇ」
と声をかけた直後、わしの声をしっかり聞いて静かに息を引き取った。
66年と6ヶ月の短い命であった。
オヤジは東京の下町出身で、口より先に手が出るタイプ。
貨物船の船員やったころは、1年のうちに家にいるのは少なかった。
葬式が終わった夜、大きな大きな源氏蛍が1匹だけ家の横にいた。
びっくりするくらいの光であった。
慶弔の休みも終わって会社へ出たら、事務所の入り口に、大きな大きな源氏蛍が死んでいた。
今日は、実家でお経を唱えて夕飯をオカンと共にした。
夕飯の写真は撮ったんやけど、あまりにも情けない夕飯なのでアップはせんとこっと。
あのおやっさん、わしと違って、手の付けられないワルやったなぁ・・・・
さくら姉 2010.06.19(土) 09:20 修正
命日だったんだ、お父さんの。
お父さんは、パパさんが旅行から戻るのを待ってたんだね。
で、蛍。
蛍ってちょうどこの時期だね。
なんだか、しんみりしちゃった。