3月17日 (土)  もう終わりにしょうか・・・それとも

3月も半ばを過ぎて、桜も咲き始めているのに寒の戻り。
三重へせっせと撒き餌に行ってる寒グレも最近はまったく釣果なし。

最後に1回撒き餌をして今季の寒グレも終わりにしようかと悩む時期になる。

16日。一応準備はしておく。
しかし、波、風ともに凄い予報である。
迷っている時に1通のメール。
釣り友「じじぃさん」から

じじぃさん「明日は行くのか?」

わし「準備はしてるんやけど」

じじぃさん「おらは日曜日にダルメと行くから情報頼む」

わし「了解」

これで撒き餌釣行が決定した。

港に午前5時過ぎに着く。
駐車場に愛車TAHOEを止めた瞬間横揺れ!
地震かと思うくらいであったが、どうやら風である。
そとに出てみると突風!
ホームグランドの小浜であれば確実に引き返している。
しかし、数時間もかけて来たし、どうやら船も出るみたいやし、人数も少ないからやるしかない!

目指すポイントへ船頭さんに指示するが・・・
風裏になるかと思いきや突風で波しぶきが凄い。
急遽、もっと風裏になる場所へ変更して竿を出す。

しかし、な〜〜〜〜んも釣れない。

そのうち大きな波がバッカン(撒き餌を入れている入れ物)とわしを襲う。

バッカンの中の撒き餌は半分海へと消えていく。

なんじゃこりゃ!

船頭さんに電話を入れる。


留守電・・・・

お〜〜〜い!なんで留守電やぁ!

今日は2隻の船が出ているので、もう一隻の船頭さんに一か八か電話を入れる。
何故、一か八かと言うと。。。。

補聴器船頭さんだから。

以前も電話に気づかなかった。

プルプルプル・・・・・

やっぱり出ない。

仕方なく、移動は諦めて同じ場所で竿を出してると・・・・

携帯から「兄弟舟」の着うたがなる。

この着うたは撒き餌関係やから京都の靴下屋が「どうですかぁ〜」って電話をしてきたのかと思い出てみると・・・

「電話したかぁ〜!」

船頭さんである。

「ちょっと聞こえなかってなぁ・・・」

いつものことである。

すぐに道具を片付けて湾内の磯へ移動する。

なんと!ここはまともに風裏!快適な釣りが出来るとせっせと撒き餌をする。

見えてくるのはでっかいフグ!

良く見ると、その下に青白いものが・・・

グレや!

手のひら位のグレを2匹ゲットしたとき

ビュ〜〜〜〜〜〜〜ン!

甲子園の風の様に右から左から突風が吹く!

もう、立ってるだけでも辛い様な突風!

その突風に便乗して波しぶきがくる。

もう、どうにでもなれ!

膝まで波が駆け上がり、道具は波でドボドボ。
そこいらに置いてある軽いものは飛んでいくし、波しぶきで頭からずっぷり濡れる。

一人で風に向かって怒鳴っている自分がいる。

その時に流していたウキがゆっくり沈んでいった。
慎重に合わせるとずっしりした重みが竿に伝わる。
手前までどうにか寄せてきたけど、最後のやり取りでバラしてしまった。

結局、今日の釣果は最初のポイントで50オーバー(60cm近い)鯔。これはリリース。
後のポイントでフグとコッパグレ。

わしは思った。




こんな日に釣りをしている自分に腹が立つ!



もう、お終い・・・・

と思い帰宅してから道具をいつもより丁寧に洗い、レインコートも洗い、今季終了の準備であった。