8月10日 (火)  来客が・・・

昨日の日記にも書いたが、わしの個展は自己満足の様なものであってそれを見た人が万が一、まさかと思うが感動してもらったり納得してもらったらわしも嬉しいって感じである。
で、滅多に人には書かないと言うのは人に差し上げる様なモノではないと思ってるからである。
しかし、まれに書いてくれと言う変わった人もいるのでその時の気分で書く。

しかし、たぶん書かないと思う。
滅多に書かない。
まず書かない。

万が一書いてもその相手は殆どが女子である。
やっぱりわしはおっさんである。


しか〜〜〜〜〜〜し!
今日、ひょんな事に以前皇太子殿下と雅子さんがわしに会いに来た時?にお泊りになられたホテルの常務が来て色々と喋っていた。

このホテル、長○剛もお忍びで利用しているし、(お忍びであるからあえてフルネームは隠しておこう・・・これではわからないだろう!ニッ!)
年末にはディナーショーも開かれる。今年はお杉さんである。
おすぎとピーコのおすぎさんでも
戦争を知らない子供たちの杉田二郎でもない。
流し目の杉良太郎である。

そして色々な個展も開かれている。
で、常務に

わし「○○さん、わしが死んだらホテルで個展開いてやぁ〜!」

常務「何いうてるんやい○○君!暑さのせいでおかしなったかぁ?」

わし「あほー!おかしないわい!わしの作品を個展として開催してくれやーって言ってるんよ!」

かなり年上の人だがわしはいつもこの常務には生意気な口の利き方をする。

常務「なんや作品って?昔のオンナの写真集け?(笑)」

わし「ちゃうわいのう!これよー!」

と言って見せる・・・・

常務「・・・・・・」

わし「どやー!」

わしは本当にホテルで個展なんかやってもらうつもりもないし冗談で言っていたし、またホテルも無名なモンの個展なんかはやるわけない。

常務「○○君、わしに一枚書いてくれ!」

わし「嫌!」

常務「頼むわー!わしの書斎に飾っておきたいんや!わしも色々個展の企画を組んでいて自分も勉強しなあかんなぁ・・と思ってる間に絵や焼き物に興味が出てきたんやわー。」

わし「そんな本格的な人に書くのが失礼や!嫌じゃ!」

常務「本格的なことあらへん。書いて欲しいから書いてって言ってるんや」

ちょっとその気になってきたわしであったが・・・

常務「人は見かけによらんのう!」

この一言で・・・

わし「何が見かけやい!もう書かん!それにわし男子には書かへんのよー!」

こんな会話が続いていたが根負けして書くことになった。


「出口のないトンネル」


初めて男子に書いた。それも「おっさん」に。
いつも来るとボロカスに言ってるおっさんに。
ここのホテルは高いから個人で利用することはまずない。だからいっつも高い!高い!それに犬同伴OKでないとあかん!と言ってる。

常務「何をお礼に持ってきたらよい?」

わし「お礼なんかもらうかい!わしが死んだら これを見てこんなアホなこと書いてたヤツがおったなぁ・・・」って思い出してくれたらええわい!」

「思い出さず・・・忘れず・・・」


最後に一言・・・・




常務「よっしゃ!わかった!・・・・・・・
けど○○君が死ぬ時にわし生きているかなぁ?」


普通に生活をして普通の寿命であれば生きてるわけない。
ひょっとしたら、もう少しで逝っちまうかもしれないこのおっさん・・・