2月1日 (日)  魔女@叔母

性格は?と聞かれれば・・・
チャキチャキの下町の江戸っ子って言う感じで自分は水を飲んで暮らしていても人には凄く気前がよく、わたしも大人になってからでも世話になりっぱなしでした。

魔女は葛飾の都営アパートに住んでいました。叔父(旦那)は二十数年前に亡くなっていました。親、兄弟姉妹は終戦時空襲で亡くなりました。身内と言えばあっしのおやじだけでしたがおやじも数年前あの世へ遊びに逝ったまま未だに帰ってきません。
その都営アパートが古くなったので立替をするという話が出て魔女@叔母は立石の都営アパートへ引越ししました。今年、水元のアパートが出来上がり戻ってきてもよし、そのまま立石で暮らしてもよしと言うなか、魔女@叔母はどうしても戻りたかったみたいです。
2003年末くらいから体の調子を崩していて、行ったことのない「病院」とやらに始めて行ったそうです。入院と言うのはわかりきっていたのですが引越しをしてから行くつもりだったと思います。荷物を整理していたら「入院にいるもの」とメモ書きがあり下着や服・・・などがまとめてありました。
2月1日から入居スタートなんですが、魔女@叔母はどうしても早く引越ししたい!と言い、1月28日に引越しをしたそうです。「引越しが済んだら広くなるから泊まりにきなよ!」って言ってたことを思い出しました。
引越しが済み運送屋さんとお友達と遅い目の昼ごはんを中華料理で済まし、その後疲れたのかそのままの状態でテレビを見ながら寝たみたいです。
そのころ、私の次男が専門学校の合格を先生が知らせに私の家に来ていました。

10時過ぎごろ、肝硬変の為死亡。
テレビも電気もつけたまま被っていた掛け布団も座布団もそのままで苦しまず一人で逝ってしまいました。
なぜわかったかと言うと、お友達と近所のお風呂へ行くのが楽しみだったんで翌日も約束していたにかかわらず電話もつながらない、電気を必ず消して寝る人が夜もつきっぱなし。(6階建てのアパートに魔女@叔母だけが引越ししていたのでポツンと明かりがついていた)
30日におかしいなぁと思った友達が鍵を開けてもらおうと鍵屋さんに連絡したら月曜日にしてくれと言われ、緊急だと言って警察や大家さん(区役所)にきてもらったそうです。鍵を開けるのなら身内の立会いが必要と言うことで小岩の叔母達が駆けつけたんです。(今は小岩ではないけど・・)
最近の鍵は頑丈で鍵屋さんでも開けられず、仕方なくドアを壊して入ったそうです。

魔女@叔母は本当に誰にも世話にならず魔女らしい死に方でした。